くちにする

食べること話すこと

骨の髄まで

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薬膳科で勉強しているくせに、私はあまり薬膳ヤクゼンしている料理を試すことが少ないようで(クラスメイト比)。好奇心は旺盛なほうではあるのですが、多分これといって自分にとってピンとくるニーズが無かったからかもしれません。
薬膳というか中華料理の中でも鶏は栄養価が高く滋養に良いといわれ、とりわけ「骨付きブツ切り肉」をよく用いているように思えます。

「なんで骨付きなんだろうねぇ?店によっては無かったりするよね?」
「たしかに。やっぱりアレよ、骨が、髄が良いのよ。そこから滲み出るエキスが腎に効くのよ」
「なるほど。髄だね。腎だわ」

と滴るヨダレをぬぐいあげ、貪るための骨付き肉を求めさまよう鬼女…的な会話のようですが、薬膳や中医学をかじった人なら、わりとフツーの内容です。ごくごく爽やかに話しています。


さて、
全体的な養生を励行したせいか時期が来たからか、歯の治療は順調でして。
『歯、骨、髄(他にもあるけど)は腎』
を意識した食養生のために献立にも知恵を巡らせます。
コレは以前、調理実習で教わったのをアレンジ。
鶏モモのブツ切り肉をシイタケの出汁で煮たモノ。滲み出たお汁をシッカリいただきます。
塩昆布、黒ゴマ、小ネギ入りの卵焼き。
カリフラワーもなかなかの猛者。
なるべく美味しく養生していきたいものです。